2024年1月28に開催された「日本のゲームアーカイブの現在と未来を考える」に参加しました。
・日本はアーカイブはかなり遅れている。
・今記録を残さないと100年後に海外で「これは我々が作った」と主張されると反論できない。
・浮世絵問題(海外流出)が再び起こる。
と問題提起していましたが、まさにそれが3年ほど前に起こりました。
2021年10月24日にアニメ「東京24区」が発表され界隈に激震が走りました。
https://tokyo24project.com/news/?article_id=58893
https://x.com/tokyo24_project/status/1452198176992210949
なぜなら2020年5月29日に「東京24区」という同名のBLゲームが既に発売されていたからです。
しかもこのアニメの構成・脚本を担当したのが同業者でBLブランドもある老舗メーカーの所属ライターだったことから物議を醸しました。
更にタイトルを被らせて来ただけではなく2021年5月14日に「東京24区」を第9類、第25類、第28類、第41類で商標出願していました。
第9類には家庭用テレビゲーム機が含まれます。
商標登録は「早い者勝ち」の制度です。
異議申し立てをしていましたが、結果を見るに却下されたようです。
http://www.holicworks.jp/弊社東京24区につきまして重要なお知らせ.pdf
国内ですらこれなのですから海外なら尚更。
これから先もっと起こるでしょうね。
このゲームに関しては中文版も発売しており、おそらく海外の図書館と博物館には既に所蔵されていることでしょう。
一方日本の国会図書館には「東京24区」で検索をかけてもアニメの方しか出て来ません、BLゲームの方はただの1つも登録されていないのです。
記録が残っていないゲームが100年後にどうなるかは是非に及ばす。
このままでは本当に
・「東京24区」というアニメが存在した。
・「東京24区」というBLゲームが海外で発売された。
という歪んだ記録しか残らず、日本のBLゲームの存在が抹消されてしまいます。
基本的に大手のゲームはそこそこ市場に出回っているので寄贈は後回しにしているのですが(ついでに資金力もあるのだから自社でして欲しい)、今回は日本のBLゲームの方が先に発売していたことをはっきりと証明する為に「reprise version」ではなく「通常版」を定額減税で購入して寄贈しました。
自社の名誉のためにも、強いては未来の日本のためにも特に大手メーカーは積極的に自社のゲームを国会図書館に寄贈して欲しいものです。
そして一般人の我々にも出来ることは勿論あります。
未開封のゲームが出てきて、もしそれが買取で値段が付かなかったとしても捨てないで下さい、フリマサイトで売って下さい。でもできれば国会図書館へ寄贈して下さい。
売れば市場に残ります。寄贈すれば100年先の未来に残ります。
1つでも国内に現物が残れば我々の勝ちです。
今回の寄贈したのは下記6点になります。
【スーパーファミコン】
テイルズオブファンタジア
【PCゲーム】
東京24区
鈴菜日記
弥生プライベートレッスン
mimi
【関連書籍】
XXXX Tokyo 24 wards unofficial fanbook