ジーウォークから『懐かしのゲーム雑誌大集合』が発売されました。
家庭用ゲームだけでなく、アーケード・モバイル・PCゲーム・美少女ゲーム・そして女性向けBLゲーム・乙女ゲーム誌まで本当に幅広く取り上げ、1980年代以降、50年近くわたって発行された総勢200誌以上のゲーム雑誌が紹介されています。
女性向けゲーム誌については『B’s-LOG』『Cool-B』『電撃Girl’sStyle』といった代表的媒体だけでなく『GAMEピアス』『微熱王子』『アプリスタイルQun』『オトメスタイル』『オトメイトスタイル』まで掲載されており、非常に充実した内容です。
にもかかわらず『Cool-B
またコラムでも、かつて女性向けゲーム記事は男性向けPCゲーム誌の末尾に数ページのみ掲載されていたことなど、細部に触れている一方で、各誌から一枚ずつ掲載されている紙面写真の選定にやや疑問が残ります。
ちなみに『B’s-LOG』は元々BLゲーム総合誌としてスタートし、後に乙女ゲーム誌へと転身した経緯があり、『電撃Girl’sStyle』もまた前身はBLゲーム誌からの派生でした。
幅広い雑誌が紹介されていますが、誌面に収録されなかったものもありました。
今回は、その知られざる雑誌をご紹介します。
まずは『電撃若』です。
既存の男性向けゲーム誌『電撃姫』の情報コーナーから独立する形で増刊しました。
『電撃若Girl’s Style』の前身となる雑誌(小冊子)で、イベントや通信販売限定で販売されました。
後に乙女ゲーム誌の派生として『DENGEKI Girl’s Style BL Version』が刊行されましたが、こちらはこの1冊のみとなりました。
・SPECIAL 2001(増刊号)
・Vol.2
・Vol.3
・Summer Special
・電撃若 GIRL’S STYLE
・DENGEKI Girl’s Style BL Version
続いて『Blueberry』
BLゲーム誌ではなくカタログ+通販誌という異色の位置づけでした。
ソフトバンクによる女性向け市場への参入でしたが、結局この雑誌はこの創刊号のみとなりました。
ソフトバンクが出版事業を展開していた背景については、ソフトバンクニュースの「 これぞ永久保存版! ソフトバンク 創業事業の「出版」とゲーム雑誌探訪」に詳しく書かれています。
女性向けゲーム市場が拡大し始めた当時は雑誌方面はまだ開拓の途上だったのかもしれません。
しかし2001年に『電撃若』が刊行されたことを皮切りに、同年12月には『GAMEピアス』が創刊され、翌2002年には『B’s-LOG』『微熱王子』の2誌が相次いで登場し、女性向けゲーム誌の市場は広がりを見せ始めます。
さらに2003年には『Blueberry』『電撃若Girl’s Style』が、2005年には『Cool-B』が登場しました。
短命には終わりましたが、その存在があったからこそ流れができ、ジャンルの定着へと繋がったのではないでしょうか。
これらもまた、女性向けゲーム誌を語る上で欠かすことのできない存在です。